【本格的に作る】バイブコーディングで高度な業務ツール自作!アイデア3選
前回の記事「【小さく始める】バイブコーディングで業務ツールを自作!アイデア3選」では、データベース不要で簡単に作れるツールを紹介しました。
今回は、そこから一歩進んで、複数SaaSのAPI連携、バックエンドサービス開発、独自UIの構築など、より高度な実装に挑戦したい方向けのアイデアをご紹介します。
これらの開発では、バイブコーディングでコード生成を活用しながらも、エラーハンドリングやシステム設計といったエンジニアリングの要素が少しずつ求められてきます。
しかしその分、実現できる業務改善の幅は大きく広がります。複雑な要件も、AIと対話しながら一歩ずつ形にしていきましょう!
アイディア①: チームのタスク優先度決定システム
完成イメージ

チーム内のタスクに「締め切り」「重要度」「工数」「依存関係」「担当者のスキルマッチ度」などの指標を付けて、スコア計算で優先度を自動算出します。
複数メンバー間でのリソース配分を考慮し、「今週やるべきタスク」「来週に回せるタスク」を可視化して、議論を支援します。
利用カテゴリ
チーム共有(プロジェクト管理・リソース配分の意思決定支援)
想定システム構成
- データ保存: タスク管理ツール(Notion, スプレッドシート, Jiraなど)にタスクとメタデータを格納
- ロジック層: 「締め切りの緊急度」「重要度」「工数」「依存関係」「担当者のアサイン状況」から優先度スコアを計算し、最適化案を提示するスクリプト
- 出力: 優先度ランキング一覧、リソース配分の可視化、チーム全体の負荷バランス表示
バイブコーディング活用ポイント
- ロジック生成: 「締め切りが近いタスクは優先度を上げたいが、工数が大きすぎるタスクは別に評価したい」など、ルールを自然言語で説明すると、AIがスコア計算ロジック(重み付けや条件分岐)のコードを生成してくれます。
- UI調整: 「重み付けの値を変更できる管理画面が欲しい」「担当者ごとの負荷を可視化して、手動でリソース配分を調整できる画面が欲しい」など、要件を伝えて管理画面(UI)のコードを生成してもらいます。
アイディア②: 標準オペレーション(手順書)の自動ドラフト化
完成イメージ

「いつもはこんな感じでやってます」という箇条書きから、チェックリスト形式のSOP(手順書)を自動作成します。
作成したSOPは、新人オンボーディングや外注への説明資料として活用できます。
※このアイディアをWebシステム化する最大のメリットは、実行データの自動収集です。
各ステップの完了率や所要時間を裏側で記録することで、「どこで詰まりやすいか」を定量分析し、手順書を改善し続けるサイクルが回せるようになります。これは既存ドキュメントツールにはない強力な機能です。
利用カテゴリ
社内共同利用(チーム・外注向けの共有ドキュメント)
想定システム構成
- データ入力: テキストでの業務説明
- ロジック層: 手順の並び替え・チェックボックス付与・所要時間や担当者のカラム追加などをGUIで行える機能
- 出力: 手順書ドキュメント(Notion / Googleドキュメントなど)
バイブコーディング活用ポイント
- ドラフト作成: 口頭説明のテキストから「ステップごとの手順書フォーマット」への変換を依頼し、チェックリストの叩き台を作ります。
- 改善プロセス: 生成された手順書に対して「ここはもっと簡潔に」「注意書きを追加」といったコメントをし、AIに反映させてバージョンアップしていきます。
アイディア③: コラボ・案件管理のステータスボード自動設計
完成イメージ

「案件の進み方」を言語化してカンバンボードに反映させます。 メール、チャット、スプレッドシートなど各所に散らばる案件情報を統合し、進捗を一元管理します。
情報の統合(案件ハブAPI)や、「3日以上動きがない案件」のSLA監視・自動リマインドといった機能は、バックエンドサービスとしてコード実装することで、ノーコードツールよりも柔軟で確実な制御が可能になります。
利用カテゴリ
社内共同利用(案件に関わるメンバー間の進捗共有)
想定システム構成
- ボード: Notion ボードビュー / Trello / 既存カンバンツール
- ロジック層: 複数ツールから案件情報を収集・統合する案件ハブAPI、SLA監視・自動リマインドのバックエンドサービス
- 連携: メール、スプレッドシート、チャットなどから情報を収集し、ボードに統合表示
バイブコーディング活用ポイント
- API連携: 「メールとチャットから案件情報を取得してNotionに統合したい」といった要件を伝えると、各ツールのAPI呼び出しやデータ統合のコードを生成してくれます。
- 監視・分析: 「一定期間ステータスが変わらない案件をリマインドしたい」「詰まりやすい箇所を可視化したい」などの要望に対して、スケジューラーや集計プログラムを生成してもらいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した「高度な業務ツール」への挑戦は、単なる作業の効率化だけではありません!
ツールを自作する過程で、既存の業務フローに見られる無駄やボトルネックを再発見し、チーム全体の働き方そのものを最適化するプロセスでもあります。
API連携やバックエンド開発など、技術的な難易度は確かに上がります。 しかし、その分だけ得られるリターン——「自分たちの業務に100%フィットするシステム」による生産性の向上は計り知れません。
まずは、すべてを一度に作ろうとせず、「この通知機能だけ自動化してみよう」といった小さな一歩から始めてみてください。
バイブコーディングという強力なパートナーがいれば、その一歩は必ず大きな変革へと繋がっていくはずです。